あそら農園

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いちご栽培のこだわり

安全ないちご

UV-B電球、天敵などを使用して、極力農薬の散布回数を減らす工夫をしています。

温度、湿度をデータで分析

環境モニターを使用し温度、湿度を見える化。園内を栽培に適した環境に保つことで美味しいいちごを提供します。

温暖な気候、日照時間が長い

海岸沿いに位置するハウスは冬でも比較的温暖で日照時間も長くいちご栽培に適しています。

完熟いちごのみを提供

ヘタまで真っ赤に完熟したいちごのみを提供。いちごの甘味、コクを最大限に引き出したイチゴをご賞味ください。

門脇さん
あそら農園のマネージャー

鈴木さん
あそら農園の工場長・栽培を担当

あそら農園のはじまり

司会:
本日はあそら農園のはじまりについてお話を伺えればと思います。さっそくですが、あそら農園がスタートしたきっかけについて伺えますか?
門脇さん:
はい。2011年の東日本大震災がきっかけです。うちは本社が渋谷にあるんですが、農業とは全く関係のない、不動産関連の会社でした。震災をきっかけに、弊社代表が東北で復興支援ができないか、農業が抱える課題を解決したいという思いを持つようになり、ご縁もあって最初は宮城県大崎市鹿島台で農業をスタートしました。
農業は高齢化が進んで後継者が不足しているということ、また、地域の雇用を創出することを目的にスタートしました。鹿島台では5年くらい、いちごの栽培をしたのですが、2019年の台風でいちごのハウスが被災し、栽培を継続することが難しくなってしまいました。
鈴木さん:
私は台風の3か月前くらいにはいりました。ですので、植えたいちごを収穫することは叶いませんでした・・・。
司会:
鈴木さんはずっと農業に関わってこられたのですか。
鈴木さん:
14年くらい、ずっと自動車整備の仕事をしてきました。
司会:
そうなのですね!そこから農業に関わるようになったきっかけは何だったんでしょうか。
鈴木さん:
やっぱり震災ですね。もともと農業に興味はあったのですが、福島第一原発の問題から、風評被害など農業への打撃が大きいことはニュースで聞いていました。
また、『ザ!鉄腕!DASH!!』という番組で、福島で農業に取り組んでいる姿を見て、思い切って仕事を辞めて、農業を始めようと決心しました。働く先を探していた時に、たまたま見つけたのが「あそら農園」でした。
門脇さん:
2019年に台風の影響を受けて、2~3年は休業せざるを得ない状況でした。
それでも何とか再開したいという思いがあり、鈴木さんには石巻のいちご農園で修業をしていただいて、一緒に再開を待つ形となりました。
鈴木さん:
約2年くらい石巻のいちご農園で働き、栽培について学ばせていただきました。そして、2022年、あそら農園を東松島市に移転して、再び栽培をスタートすることができました。
司会:
いろいろな野菜や果物がある中、どうしていちごを栽培しようと思ったんですか?
門脇さん:
付加価値をつける事のできる品種を探しており、トマトや果樹など含めて検討した結果、いちごにたどり着きました。
司会:
2022年、東松島市で本格的に再スタートするまで、苦労したことはありますか?
鈴木さん:
いっぱいあります(笑)個人的には、研修期間中は家から毎日1時間くらいかけて出勤していたので、大変でした。あとは何と言っても、あそら農園再開後、栽培場所を作るところからスタートしたのが大きかったです。水道を整備する前に苗が手元に届いてしまって、隣の牡蠣小屋さんからホースをつないで水を分けていただいたりしました。
門脇さん:
もともと鹿島台にあったハウスを東松島に運んで移転をしたので、ハウスを運んで組み立てて、水を引いて、という状態から始まったんです。
鈴木さん:
ハウスがない状態で苗を育てた期間もあったので、大雨の前日なんかは気が気じゃありませんでした。
司会:
逆にうれしかったことはありますか?
鈴木さん:
ハウスがない状態でも、なんだかんだ元気にいちごが育ってくれた時には、やっぱり感動しましたね。
司会:
初めていちごがなった時のことは覚えていますか?
鈴木さん:
収穫して、マネージャー(門脇さん)に持っていったことを覚えています。
門脇さん:
はい、美味しくいただきました!やっぱりうれしかったですね。
司会:
2022年全体通してはいかがでしたか?
鈴木さん:
そうですね。始めたばかりなので、やはり大変でした。
いちごを栽培して終わり、ではなく、パック詰めや販路の拡大など、栽培以外の部分で特に苦労しました。
門脇さん:
とにかく栽培にいっぱいいっぱいで、気づいたら最盛期を迎えていた、という感じです(笑)
鈴木さん:
当時はとにかく苦しかったけど、もちろんやりがいもありました。お客さまからも好評で、スタートにしては上手くいったのかなあと感じています。
門脇さん:
いちご狩りのお客さまの中にはリピーターなども多く、いちごの品質はもちろん、鈴木さんの人柄も大きいと思います。
司会:
お客さまに対して、意識していることはありますか?
司会:
私自身、小さいころから家族でいちご狩りに行く機会が多くありました。
いちごを食べていただくだけではなく、お客さまとの何気ない会話を大切にしています。実際に、「1品種だけでは飽きてしまう」というお声をいただいて、栽培品種を増やしました。

お客さまの声も反映して、より充実した農園へと歩みを続けているのですね。ありがとうございました!

いちご狩りのコツをご紹介!

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